複線
最近映画を見ていて、本当に感じる事があります。
意味のない複線がありすぎたり、逆になさすぎたり。
観客を騙す為のレトリックはとても大好きなんですが、それを勘違いか、あるいは上手く描けていない作品が多いんです。
連作物の長編漫画で、最初の事を忘れたとかまとまれなくなったわけじゃないのに…
やっつけで撮影と編集、脚本が前後しているからでしょうか?
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こちらもそのひとつ。
映画館で見た時は、なんかもやもやして釈然としなかったのだけど、結局は説明不足で後半が強引なだけで終わった不満だったのだと、テレビで再見して思った。
当時は彫刻が動いただけで(グリフォン)満足してたし(笑)
マロー博士(リーアム・ニーソン)が曰くつきのお化け屋敷と評判の家で不眠症患者を集め、とある心理実験を行なう…という毎度のお約束スタート。
そこで何故か主人公のネル(リリー・テイラー)だけに不思議な現象がおこっていく。
彼女の目の前だけで起こる怪現象と、解き明かされる屋敷の謎。
周囲の人間は彼女が精神異常を起こしたと思うが…
ネルだけに起こる怪現象や家主が、現実と幻想の狭間ではっきりせず、その理由や展開も複線貼り忘れでご都合主義に見えてしまう。
特撮も、なにしろ演出が子供だましで、すごいはずなのにダサくかんじる。
ところでバイセクシャルで自称芸術家のキャサリン・ゼタ・ジョーンズがとっても好きなんですが、私の記憶の中で、ネルは彼女と同居(同棲?)して幸せに暮らしました…になってるんですが(^^;)。
単なる記憶違いなのか、はたまた私の理想像なのか(笑)