デ・ジャ・ビュ
一晩たって思い出した。
初めて最後まで見たくないと思った作品が「7月4日に生まれて」
胸に残る不快感。
映画に創作物らしい答えを求めるからなのだと分かっていても、二度と見たくねぇと思った。
なぜならリアルってのはリアルであればあるほど目もあてられない代物だからだ。
ホアキン・フェニックスに惹かれて行ってしまった「Uターン」。
途中で「うわ!そーいやこの監督って…!」と思い出し、同じ気持ちに駆られた。
それがあくびに変わったのは、監督がヌるくなったのか、はたまたおいらが不感症になったのか。
アレキサンダーの描写は「もう見たくない」じゃなくて「見てらんねえな」でしかなかった。
と、コキおろしだけもアレなので
コリン・ファレル
父が生きている頃の年齢の演じ方が意外なほど絶妙。
宴会でナニされてる小姓を見るシーンに力入りすぎて監督の疑惑が燃焼したり。
すっごく普通過ぎて、よくあそこまで部下を引っ張ってこれたナ、と。
これは意図してたのか?(ギリシア人は義理人情に厚いのか?ローマなら直ぐに殺されてっぞ)
でもやっぱりブルズ・アイ。あんなハマり役を得てしまって不幸な人だー。
アンジェリーナ・ジョリー(母役)
巧いねー、この女優さんは。唯一ハリウッド的演技を成功させてたんじゃなかろうか。
悪く言えば安っぽい大衆向けなんだけど、こういう分かりやすい体現は見ていてホっとする。
でも、本人も言っている通り年齢的にミスキャスト。
もっとがんばったメイクを期待したけど、それもなし。
ヴァル・キルマー(父役)
あれっ?アメコミ系キャラが続いてる…(ララは和製ゲームだけど)
彼はハマってなかった人なので、よし(笑)
D.N.Aがえがったかな>そういう話ではない
うーん…型どおりな演技で…うーん…でもやっぱミスキャストだな。
ジャレッド・レトー(親友兼恋人役)
一番演技、役的にハマっていた人。
でも目の下の隈取がどーしても「スパロウ船長?」ってくらい気になって滑稽。
いやぁ、唯一彼の胸板が救いでしたよ。
死ぬシーンは可哀相なのか、幸せだったのか、演技を見たかったナリ。
そんなところでいいでしょうか
アンソニー・ホプキンス?
…なんで出たのか分かりません。歳食ってやる気なくなったんでしょうか?
タイタスが懐かしいです。