のぉー!

チューバッカさんの声は私にはこう聞こえます。
やっとこさ!見てきましたーEP3。
(なんか浮気が多くて)
(バリバリネタバレです。)



愛してたのかよ

やっぱりそうかよ


思わず口アーングリ。
なんかさあ、「カカロットは俺の物だ」じゃないけど
外人サンって、はっきり言うよねぇ。
(いや、そっちの人は宇宙人ですがな)

レビュー開始です。
まず初っ端のシーン

…え、ええっ!?
いきなりですか!?
ルウム戦役ですかっ!?
パルパティーン議長がサルマン様に捕まってた母船は下半身デブな木馬みたいです。
ルウムに木馬が出ちゃいけません。

さて、救出に向かいますがサルマン様、前作までの強さの影がありません。

あれか!片腕切られてダメージを受けたらガーンと強くなるっていう!伝説の超サ…がふっ
と、思わずツッコミたくなるような
いいんかよ。

ここで、すっごく違和感を覚えます。
てか、まあ、前作から我らがジェダイ&パダワンは、どっちが師匠でどっちが弟子か分からない孫親子みたいな方々でしたが…
フレンドリーパワー炸裂。
一応前作ではオビ=ワンがアナキンの過信と冗長をいさめたりしてますが
なんか、もうコンビ長いからボケとツッコミは役割分担でオッケー、みたいな。
あーあ、オビ=ワン、ますます角取れちまったねぇ。
表情も柔らかいよ。クワイ=ガン=ジンまっしぐら。

R2D2の見返りのないがんばりに涙をこぼして最初の大立ち回り終了です。

議長を救出した二人はコンサルトに戻り、一発掛け合い漫才をして別れます。
ここで大統領の娘登場です。(ジャック・ニコルソンばんざい)
ええ、そうなんです。
ジェダイを目指す者としての禁断のあ…

あい?

…おい

むちゃくちゃ堂々といちゃついとるやんけ!

EP3から見た人(いるのか?)単なる危機の迫った夫婦としか思わんのじゃないのか?
どうやらオビ=ワンも、はっきりと口にしないだけで(言い疲れた?)
二人の間はちゃんと分かってますネ。

うーん。ジョージ・ルーカス、魅力的な女性を書くのが下手、といわれていますが
ほんっとロマンスに興味がないらしい。
前作でもすげーだらだら手抜いてたしな。

さてさて、パドメから知らされる報告に御気楽に喜ぶアナキン君。
彼は悪夢に悩まされていました。
これはEP2で母の悪夢を見たのと同じなんですが、それよりも見るものを驚愕させたのは

パドメの華美なネグリジェ

痛ぇよ!そんな格好で寝たら痛ぇよ!!
あんたの肌は鋼鉄製ですかい!?
この後も、ジョージ・ルーカス、パドメをやたらと着飾らせ
とてもじゃないが腹に大切なモンがおる女とは思えない行動をさせます。
ジョージ・ルーカスって…無知?
っていうか、ナタリー・ポートマン、キミ女なんだから「おかしいよ!それ!」って抵抗せえよ。

そして、パドメの死の予感に悩むアナキンはジェダイオーダーと議長の間で揺れ動くのですが、
もー、どこにも正義はありません。
ジェダイナイトも、シスは悪だ!と決め付け、殺害や諜報行為にもなんの迷いもない始末。
アナキンに同調して当然ですが、それでいいのかよ?
ジェダイは善で動く、という言葉に、善という大義名分で好き勝手するアメリカ思想が見え隠れ。
はぁぁ、アナキン可哀相
つーか
…馬鹿っぽい

なんか、変な宗教から変な宗教に勧誘されていくみたいで、馬鹿っぽい
リーアム・ニーソン!責任取れよ!

アナキンはダークサイドに落ちてしまいます。
で、ようやっとクローン軍団が反旗を翻してくれるんですが
これも前作知らないと寝耳に水だよな。映画として不親切だな。
しかし、これがまた茶番なんだ。
ジェダイを根絶やしにする事はシス卿の願いだけど、
ダークサイドの力を得たいだけのアナキンがパダワン全員を殺す意味なんざねえ
むしろ、外宇宙で逃げ延びるかもしれないジェダイを釣るエサになるのにナ。
パドメも身の振り方早過ぎっ!
ダンナが悪に染まりかけている事なんて、ずっと分かってたジャン。
それでも、自分のためにって道を誤ったからって…死ぬか?
冷酷な女だなぁ…
以前は、パドメがアナキンに引かれたのは母性だと思っていたんだけど、
母性ならこんな冷酷な事はしないだろう。

アレか。ジョージ・ルーカスって、女性性に変なトラウマがあるな!
おかしいよ、物の見方が。

はっきりいって、ここでジェダイオーダーに続き、パドメにもアナキンは裏切られます。
もう後ありません。オビ=ワンも自分を殺そうとしてます。

どっかのルークさんみたいに説得はなしですか、そうですか。
愛してたなんて言われたって、もう遅いですよ。

あんまりにもアナキンがかわいそうで、涙ちょちょぎれてしまいました。

これは、不幸な生い立ちから這い上がった少年が
無残に母を殺され、
信じていた信仰に裏切られ、
愛した女にも捨てられ、
ついには師匠に半殺しにあう映画って事っすか?
最後は彼女を殺したと思い込まされ、
非人間的な外見にされちゃって
なんかもう。

はっきりいって、オビ=ワンがあんなに冷たくなると思わなかった。
っていうか、愛しているからこそ許せなかった、って解釈もできるけど…
パドメの愛があんなに低いとも思わなかった。
まあ、アナキンの一方的な押し付け感はあったけど…でもさ…

SWって、一人の不幸な男の救われない物語なんですね…はぁ…