亀田ナレ

前にも日記に書いたけど、調子こいちゃってる亀田兄弟があまり好きではない。
彼らを見ていると、最近のK1を見ているようで無性にむかつくのだ。
K1でランクが低い試合だと、日本人が理不尽な勝ち方をする。
その前後があまりにも持ち上げすぎて、いくら「格闘技はエンタメ」って言われてもムカつくのだ。

亀田ナレは愛しの中井和哉様である。

どうせムカつくだろうけど、中井声を聞くという理由もあるから、今回はキッチリ見ようと腰を据えた。
が、おもろいじゃないか。
どこかのガッツ石松が言っていたように、亀田はここでキッチリ負ける必要がある。
文句のない負けっぷり。
これじゃ、腹くくって褌締める気にもなるだろう。
判定まで持ち込んだのがまあ、何時ものボクシングの「ツマンナサ」通りだけど、まあいいさ。

正直、強い選手になると思う。だからこそ、こういう「ふがいない」負け方をするのはとてもいいと思った。
マスコミがやたら持ち上げるのが悪いのだろう。お子様を調子付けさせたんだから。
でも、こうやって、負けを背負えばマスコミの持ち上げ方も「リベンジ!」って方向になる。
寵児扱いはヤンキー崩れをつけあがらせるだけだけど、不屈の闘志、ってのはいいと思うんだ。
ま、がんばれよ!

…と、すこしサワヤカ気分で判定を待った。



は?


は?


はああああ!?!?!


いや、本人も「は?」って顔してんじゃん!


試合の前後だけじゃなく、判定のゲロ甘さもK1並なんですか?
試合終わった途端に、家中で「なんじゃこりゃあああああ!」と叫び声があがりました。


確かに、亀田は時代の寵児ですよ。
既に死に絶えた格闘技という名の「ショー」を盛り上げる、誠実な猿回しの猿なんだから。



でも、それ、悔しくないのか!?
結果で勝てればいいのか?なあ。
自分、満足してないやろ。

そんなベルト、放ってまえ。
そこに一片のプライドもないようなモン、無意味や。



ムカつく、ムカつく、と言いながら、「こういう結果」にムカつくあたり、
自分は亀田に期待していたんだと実感した。
中井さんの声、折角聞いたのにスッカリ忘れました。…くっそぉ。
こんなムカつくんだったら素直にBASARAやってればよかった。